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2014年5月27日火曜日

2014年5月26日  「日本百名峠」木の芽峠と敦賀湾を見下ろす鉢伏山


今回は新緑に瑞々しい息吹を与える春雨の登山となりました。登山口からの美しいスギ林の中を通り抜け、徐々に色が濃くなってきた新緑に囲まれ道幅が狭くなり始めると、左下に木の芽川のせせらぎが聞こえるようになります。更に登ると大きな一枚岩が現れるとこれが「爪描地蔵」の岩になります。歴史を物語る遺構の一つ目に出会うことができました。小降りになった腰掛岩でおにぎり弁当の昼食をいただいた後、坂道を登って行くと目の前に水場が現れました。これが明治天皇も行水された泉で木の芽川の源流になります。更に石畳を少し登ると歴史の中へタイムスリップしたかの様な風景が飛び込んできました。目指してきた木の芽峠到着です。峠には550年前のまま現存している家があり先祖代々この地を守っておられます。家主の前川さんのお話を燻された土間でお伺いし、秀吉が礼に置いていった茶釜を拝見してから最終目的地の鉢伏山へ出発しました。道元禅師の墓の横を通り雨を集めるブナ林の登山道を進み、スキー場のコースを直登しリフト最上部まで行き鉢伏城址に到着しました。頂上からは眼下に敦賀湾の素晴らしい眺望が雨中からでも遠く望むことが出来ました。敦賀湾を見下ろす頂上で記念写真を撮り旧北陸街道を再び歩き歴史風景の言奈地蔵で休憩後今庄温泉やすらぎの湯で濡れた体を温めて疲れをいやしていただきました。木の芽峠を越えた旅人たちも訪れたであろう気比神宮で、無事に登山をさせていただけたことに御礼を申し上げ、楽しい思い出と共に帰路に就きました。















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