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2014年8月30日土曜日

2014年8月26日~29日 後立山連峰の盟主「鹿島槍ヶ岳」と展望の山「爺ヶ岳」

山岳地帯にとっては天候不順が続く条件の悪い夏季になってしまいましたが、今回はビスターリ倶楽部の皆様の思いがようやく通じた山行となり今年最後の夏の思い出として刻んでいただけた4日間になったのではないでしょうか。鹿島槍ヶ岳は後立山連峰のほぼ中間に位置し、北には五竜岳から唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳と山並が続き、南には爺ヶ岳から鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳へと稜線を伸ばす雄大さを誇る山域です。鋭い岩稜と深い谷、そして谷に多くの残雪を抱える鹿島槍ヶ岳はアルペン的な景観がすばらしく後立山連峰の味わい深い盟主としての存在感がありました。柏原新道登山口より種池山荘まで標高差1,100mを一気に登り今回の山行の累積標高差はなんと2,200mにもおよび総踏破距離は22kmと厳しいものでしたが皆様の思いやりの心あふれるチームワークのお蔭で全員で優雅で品格のある日本百名山「鹿島槍ヶ岳」に登頂することが出来ました。下山もひたすら重い荷物を肩に食い込ませながらの下りになりましたが高山植物やライチョウなどに励まされながら下山し、大町温泉で汗を流し昼食を頂き、一人のお怪我もなく全員で笑顔の帰路に就くことが出来ました。心より御礼を申し上げますとともに今後も皆様の生きがいや”絆”づくりのお役に立てるよう精進して行く所存でございます。新潟の中村ガイド、滋賀観光の平井ドライバーやその他、お宿などご協力いただいたスタッフの皆様にも厚く御礼申し上げます。




















 











2014年8月6日水曜日

2014年8月4日・5日 天空の大パノラマ中央アルプス木曽駒ヶ岳

今回は中央アルプスの最高峰で日本百名山と花の百名山に選定されている木曽駒ヶ岳(標高2,956m)チャレンジしました。日本最高地点のロープウエー駅である千畳敷(標高2,600m)まで一気に登るゴンドラに乗り、本来ならば御嶽、北アルプス、立山連峰、南アルプス、等を一望できる絶景をご覧いただけるばずだったのですが、折からの強風とガスに視界も100m位と条件の悪い出発となってしまいました。千畳敷カールはいたるところにハクサンイチゲ、チングルマやシナノキンバイなどの高山植物が咲き乱れ花の最盛期に訪れることが出来たことに驚くばかりでした。八丁坂の急登を乗越浄土までゆっくりと足元を確認して登り、中継地点の宝剣山荘でゆっくりと休憩をさせて頂き、突風の中岳を無事通過し目的の頂上山荘にやっとの思いで到着することが出来ました。初めての本格的山小屋宿泊のお客様もおられましたが、皆さんの素晴らしい助け合いとマナーのお蔭で翌日に期待をもってお休みを頂きましたが、翌朝も同じような天気が続いてしまいました。翌早朝に木曽駒ヶ岳を周回するルートでゆっくりと頂上を目指し、北西方向を回り込み、コマクサやエーデルワイスの咲くトラバースルートを通って小屋に戻りました。全員で美味しい朝食をいただき、小屋の前で集合写真を撮ってから、昨日来たルートを引き返す形でガスと風の中を無事に全員で千畳敷へと下山することが出来ました。下山後は早太郎温泉で疲れを癒していただき、レストランで名物のソースかつ丼と馬刺しの定食を頂きました。二日間の本格的登山で悪天候の中を歩き、山頂直下の山小屋にも宿泊いただく普段の生活では体験できない異次元体験をしていただくことになりました。しかし、皆様方の優しいご協力のお陰で、無事に全員で笑顔の下山をすることができました。本当に心より御礼を申し上げます。