今回はのんびり山の魅力と眺望を満喫しよう！をメインテーマに北アルプスの雄大な景観や高山植物を楽しんでいただく1泊2日の独標２，７０１ｍにチャレンジしていただきました。初日は曇り勝ちの天候ではあったものの、西穂山荘に到着し皆さんと食堂にて歓談をしていると外から驚きの歓声が沸き上がりました。窓の外を見ると何重にも重なった虹が架かっていました。長年登山に携わっている私も見たことの無い虹でした。山小屋の食事後、再度外に出ると今度は夕焼けに染まる虹が上高地から朱色の橋を北アルプスに掛けているように輝いていました。夕焼けを楽しんで翌日の早朝出発に備えて早めご就寝を頂きました。翌朝は満点の星の中、皆さんヘッドライトを装着して最初から大きな岩を越えながら慎重なスタートになりました。丸山を過ぎる辺りから周りが明るくなり始め歩いている登山道は普通の山道では無い北アルプスの聖域の中心であることに気付かされました。富士山、南アルプス、八ヶ岳、乗鞍岳、焼岳、白山、笠ヶ岳、裏銀座、西穂高、奥穂高、前穂高、明神岳など名だたる山々が全て見えるルートを独標へと歩を進めました。頂上手前の岩肌に少し難儀したものの順調に2,701ｍの感動の独標に辿りつくことが出来ました。頂上は我々の貸切りで到着の喜びに暫し浸り、記念写真を撮って下山を開始しました。途中、丸山にて朝食弁当を頂き、小屋経由で上高地まで長い急な斜面を皆さんでご協力いただきながら下山しました。上高地で昼食を頂き、平湯温泉ひらゆの森の露天風呂で旅の疲れを洗い流してサッパリと爽やかな帰路に就かせていただきました。今回も皆様のチームワークやご協力のお陰で心に残る登山になったことを心より感謝申し上げます。
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