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2013年6月4日火曜日

2013年6月2日~4日 日本百名山 ミヤマキリシマ咲く 高千穂峰

高千穂峰は宮崎・鹿児島県境の霧島火山群(霧島山)の南端にある複式成層火山です。今回は宮崎県の平地から一気にそびえ立つ秀麗な山容の高千穂峰にチャレンジしました。梅雨の晴れ間をねらっての山行予定でしたが、生憎の強風と絶景を遮るガスのダブルパンチ登山になりました。メンバーの約半分は馬の瀬まで登って無理をせず下山し、健脚組みはゆっくり離れないよう細心の注意をして天孫降臨神話伝説の地とされている頂上を踏みました。山頂には有名な青銅の天の逆鉾が強風に晒されながら荒くれる大地の神々を治める様にしっかりと大地に刺さっている様を目の当りにできました。高千穂峰は、坂本龍馬が寺田屋で受けた傷の療養を兼ね、妻おりょうと霧島温泉へ新婚旅行に訪れた際に登ったという山です。殺伐とした時代にほのぼのとしたエピソードを残す山ですが、その情景を感ずる余裕すらないまま下山をしました。強風の中の火山特有の赤茶けた地面には竜馬とおりょうも見たかもしれない鮮明なピンクのミヤマキリシマが寄り添うように可憐にかつ力強く満開を迎えていました。高千穂河原の登山口周辺ではコガクウツギが真っ白な花びらで優しく下山を労ってくれるかのようでした。登山口では先に降りた皆さんと無事、合流でき安堵の気持ちで再会を喜びました。お帰りには徐々に晴れ間の覗く霧島温泉さくらさくら温泉の珍しい露天の泥湯温泉に入浴していただき、泥パックの体験をして登山の疲れを癒していただきました。最後の訪問地、霧島神宮では深い緑に覆われた社殿を訪れ下山のお礼を告げることができました。復路も宮崎フェリーで楽しかった山旅の思い出に花を咲かせ帰路に就きました。                        






















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