２０１９年２月２７日 熊野古道伊勢路 ツヅラト峠

関西方面は曇りの寒い一日の様でしたが、三重県南部は好天に恵まれ楽しい暖かハイキングをさせて頂くことが出来ました。かって、紀伊の国と伊勢に国の分かれ目を成していたツヅラト峠。伊勢から熊野へ向かう数多くの旅人や巡礼者たちが、極楽浄土へとつづくといわれる熊野の海をはじめて目にした場所です。ツヅラトとは幾重にも曲がりくねった坂道を表す語、九十九折れのことです。その名前が示す通り、峠を越えて紀伊長島町側へ下ると世界遺産に指定された石畳が続く雰囲気のある道をお楽しみいただけました。ツヅラト峠では熊野灘の絶景を見ながら皆さんと地元の食材をふんだんに使った世界遺産弁当を頂きました。全体に杉や檜の美林を縫うように続く木漏れ日の道をユックリと楽しむことが出来ました。途中には平安時代から残されている乱層積み石垣がありその上で記念写真を撮らせていただきました。今回は比較的標高差の少ない歩きやすいコースで初回のウオーミングアップとしては最適でした。お帰りには紀伊長島の道の駅マンボウに立ち寄り地元のお土産をお買い求め頂き、皆さんのご協力のお陰で予定通りの時間で帰路に就かせて頂きました。