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2020年2月22日土曜日

2020年2月13日 熊野古道伊勢路 第1回 巨石のくじらがお出迎え 曽根次郎坂・太郎坂

かつては熊野参拝の巡礼者たちに「西国一の難所」といわれ、山賊や狼が出没したほどの峠越えでした。曽根次郎坂・太郎坂は石畳道の傍らに地蔵や石仏が数多く見られ旅人の苦難を今に伝えるかのようでした。当時を偲ばせる史跡も多く楽しい縦走をさせて頂けました。くじら石と呼ばれるユーモラスな巨石はまるで、シロナガスクジラが雄大に波を越える姿を彷彿とさせ、猪垣と言われる1,700年代に害獣被害を克服するために築かれた石垣が整然と手作業で積み上げられていました。当時の人の執念とご苦労を心から感じる史跡でした。暖かな春の陽気に誘われて、桜、ツツジ、白梅などを目にする程、これ以上無いと言っても過言では無い好天に恵まれました。距離は5,5キロではありましたがアップダウンが連続するハードなコースで本当に昔の人の息づかいが聞こえてきそうな古道歩きができました。「次郎・太郎」の名前の由来は、かつて「志摩の国」と「紀伊の国」の国境であったため、「自領・他領」がなまったものを言うそうです。





























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